こんにちは柴田です。
小学生のお子さんに縮毛をかけたいと思っているのであれば、参考になる内容だと思います。
小さいお子様に縮毛矯正やカラー、パーマをかけてもいいのかわからない。
そういった事を思う親御さんも多いと思います。
特に小さいお子さんは成長過程にあります。
薬液などは、頭皮から染み込んで体の中に入っていきます。
必要がないのであれば、僕は薬品の処置はしない方がいいと思っています。
ですが、今の髪の状態でいることで、精神的ストレスがある、生活していくうえで不便な事が多い。
そういうことであれば、必ずしもしない方がいいという事ではないと思っています。
それでは施術していきます
今の髪の現状
彼女は幼稚園の頃からカットさせていただいています。
小さい頃は髪のくせはあまりなかったのですが、小学校の中学年あたりからくせが強くなりました。
髪の毛は生まれてから死ぬまでにずっと同じ髪の状態ではありません。小さい頃はくせ毛でも、大きくなったら落ち着く。その逆もあります。年齢を重ねる事で広がりやすい髪になる事もあります。
全体的に大きなうねりがあります。
うねりが大きいために毛先がまとまっておらず、あっちこっちに向いてしまって、まとまりが出なくなっています。
中の方はうねりが重なって髪のボリュームの元になっています。
決して髪が痛んでいる訳ではないのですが、まとまりが悪いため傷んで見えてしまっています。
薬品の施術が今までないので、完全なるヴァージン毛。
髪はしっかりしているので(キューティクルの層が多めです)、弱い薬では髪の内部に薬品が届くのに時間がかかりすぎると思いmす。
今回は、アルカリ性の薬品で髪に処理剤を塗布しながら施術していこうと思います。
※基本的には髪に負担をかけにくくするために酸性縮毛矯正メインでしますが、髪の状態によってはアルカリ性の薬品での施術もします
施術内容
酸性縮毛をチョイスしなかったからといえ、髪を傷ませてグイグイに引っ張って伸ばしたいわけではないです。
髪の負担をできるだけ抑える処理剤を平行させながら、薬品処理をしていきます。
髪が軟化しすぎないポイントで中間水洗します。
そこでも処理剤の塗布をしていきます。
そこは写真撮ってません、すいませんorz
正直、今の縮毛矯正の要はアイロンワークだと思っています。
昔はガンガン高熱でグイグイ引っ張るスタイルばかりでしたが
今はアイロンはそえるだけスタイルでやっております。
もちろん水分コントロールにも意識を向けながらです。
なので滅茶苦茶難しくなりました・・・
ですが完全に美容師の技量によるので腕の見せ所でもあると思っています。
最終的にこうなりました。
髪の毛先もまとまり、ボリュームもかなり抑えることができました。
ピンピンすぎる縮毛ではなく、髪の柔らかさも残しつつストレートにできたと思います。
髪をめくった中の状態も綺麗に伸びています。
まとまりが出たことで髪に艶も出ています。
小さい子供に薬品処理をしてもいいのか?
最初のお題になると思いますが、デザイン性を求める内容であれば、小さい子供に薬品処置のおススメは僕はしません。
ただ、今回の彼女のように髪がまとまらずに毎日大変だったり、プールに入るときに帽子に収まらない、纏めるのが大変。
そういう場合は薬品処置もアリだと思います。
ただし、あまり手荒な美容室での施術はおススメはしません。
大事なお子様ですから、しっかり対応してくれる美容室で施術してもらうのが一番だと思います。
少しでも参考になればと思います。
柴田。